1.何もないは価値にならないのか?
勿論田舎は何もないわけではない、しかし東京と比べてモノに焦点を当てると何もないように感じる時もあるだろう。
特に田舎で生まれ都会に強い憧れを抱いている人は、その傾向が顕著なように感じる。
2.田舎には自然があるで止まってはダメだ
田舎には自然がある。
確かにその通りだ。
しかし、東京には自然がないような言い草だが、東京に住んでいた私からすると東京にも自然はしっかりある。
皇居もあれば、高尾山もある。
少し移動すればマザー牧場もあるし、埼玉にも自然は沢山ある。
つまり日常になくても求めた時に手軽に触れられる自然は日本に住んでいれば困ることがない。
では、東京にあって田舎にないものは何か?
私が最も名残惜しいものは、国立博物館等の文化的施設だ。
やはり歴史的に価値があるものは東京に多いし、それに触れる機会が多いというのは都会の大きな魅力の一つだと思う。
個人的には子育ての環境でいうと東京は素晴らしいと思う。
そう考えると、田舎は何で対抗するのか?
ただ同じ土俵で対抗しても勝ち目はないから差別化だという議論になる。
本当にそうだろうか?
よく言われるのは、「都会のように便利でもなければ、モノも豊富じゃない。しかし、その一方で郷土の恵みが潤沢であるから今あるものの良さを生かしていくべきだ。」
このような地方議会で議員さんがいいそうですよね。
この考え方はどうなのでしょうか?
自然や強度から多くの恵みがあるというのは、モノの種類は違うが東京と同じくモノが多くあるという価値観の土俵で競っている。
これでは勝ち目は見えてこない。
私はそうではなく、「何もないということが豊かさであるという価値観やライフスタイルを醸成し、その何もないという体験でモノからコト(体験)をアピールしていくことが、東京都の争いに勝つ一筋の光明ではないか?」と仮説を立てている。
そういう意味でも「プロセスエコノミー」をもっと理解し活用する自治体に増えてほしいと思う。
3.プロセスエコノミー
「メイキング」をビジネスにする方法であり、商品やサービスができるまでの「過程」を、ビジネスとして作り込む戦略のこと。
商品やサービスを手掛ける生産者が、サービスが出来上がるまでの「物語」を商品として販売する。
STM(ストーリーテリングマーケティング)でも言われているように、これからは「物語」を売るスタイルに転換していくと考えているし、プロセスエコノミーは、サブスクとも相性がいいため上手く作り込めば、安定した自治体独自の収入を買ウホできるマーケティング手法になる可能性を秘めている。
何もない体験を東京や地方都市に販売するという戦略も面白いのではないだろうか?
4.養父市なら
私が養父市在住ということで、もし私が養父市の担当者ならこんなことしますというものを例としてお見せします。
【養父市例】
養父市というか人口減少中の地方自治体の場合、行政としての人口減少を食い止めるための施策として推している「地方移住」と、その移住者をどう募るのかというプロセスや見学者とのやり取り、職員の熱意、苦悩をコンテンツとして発信しマネタイズできれば、行政課題を解決しながら産業も作れる正に一石二鳥の方法として現在私はこの仮説に興味があり自分で練ってみようと思っています。
最も困難なことに、「どうやって自分たちを知ってもらうか」ということがありますよね。
企業や都市部の自治体は何か製品やサービスを出す際「プレスリリース」という手法を使ったり、広告を打ったりして認知を取るわけですが、当然この方法は資本力勝負な面があります。
では資本力にどうやって小さなチームが立ち向かうかという課題ですが、その課題を解決する手法として、「共感」を生み出す力を持つプロセスエコノミーという方法だと考えています。
これらの成功のカギは、「共感できるかどうか」が最も大事です。
その「物語」に共感できるのか?
「その地方移住の施策を推進する背景のストーリーやそれに取り組む職員の想いなどを分かりやすく発信し、共感を得ることで、更に応援してもらい一緒に進んでいこうと思ってもらう。」
その「物語」を共有し、共感する権利をサブスクで月額○〇円として販売する。
どう共感してもらい「物語」に引き込むかというマーケティングが勝負のカギになりそうです。
まさに「プロセスエコノミー」と「ストーリーテリングマーケティング」と「サブスクリプション」の合わせ技です。



















コメントを残す