養父市2024年度決算を読み解く

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数字で見る「危ない現実」と、未来を軽くする第一歩

メタディスクリプション

養父市の2024年度決算を家計簿のように分析。自主財源28%、経常収支比率96.8%、公共施設維持費25億円の現実を数字で解説し、解決の方向性と市民ができる第一歩を提案します。

導入——「自分には関係ない」と思っていませんか?

市の決算と聞いても、ピンとこない人は多いでしょう。
「数字の話は難しい」「政治家や役所の人が考えること」——そう思うかもしれません。

でも実際は違います。
道路が整っているか、バスが走るか、学校や病院が安心して使えるか。
これらすべては“市のお金の使い方”で決まります。

この記事では、養父市の2024年度決算を「家計簿」に例えて数字で解説し、

どこにムダがあるのか

将来どんなリスクがあるのか

どう解決できるのか

を、誰でも理解できるように示します。

養父市の2024年度決算を「家計簿」で見る

まずは基本データです。

区分 金額 割合

歳入(収入) 340億円 100%
歳出(支出) 335億円 99%
自主財源(市税) 96億円 28%
依存財源(交付税・補助金) 244億円 72%
経常収支比率 – 96.8%

家計に例えると…

月収30万円の家庭。

家賃・光熱費・保険・通信費などで29万円が消える。

自由に使えるのはわずか1万円。

つまり養父市は、新しいことに挑戦する余裕がない家計なのです。

どこにお金が消えているのか?

2024年度の主な固定費は以下の通りです。

人件費:46億円(市職員給与など)

扶助費:68億円(高齢者・障害者・子育て関連)

公債費:21億円(借金返済)

公共施設維持管理費:25億円以上

合計で160億円以上。これは市の歳出の約半分を占めます。

公共施設(ハコモノ)の重すぎる負担

養父市には、市民会館、文化ホール、体育館、図書館、道の駅など、多くの施設があります。

公共施設延床面積:約25万㎡

維持管理コスト:25億円/年

市民一人あたり:約12万円

利用率が低い施設も多く、「使わない部屋」にも電気代や人件費がかかるのが現実です。

危ないサイン——数字で見える劣化

人口減少:現在2.2万人 → 10年後1.8万人以下へ

学校の教室稼働率:50%以下

ホールの利用率:年30日以下(=利用率8%)

バスの平均乗車率:1便あたり2〜3人

→ 利用者が減っても、維持費はほとんど減りません。
「1人あたり負担」が雪だるま式に重くなる構造です。

将来のリスクを数字で予測

公共施設更新費用:今後30年間で800億円超の試算

水道管更新費用:総額2,100億円(1kmあたり6,000万円 × 350km)

人口減少で税収減:10年で約20億円の減収見込み

→ 先送りすればするほど、将来世代の負担が増大します。

解決の方向性

1. ハコモノ通信簿の導入

施設ごとに「利用者数」「維持費」「1人1時間あたりコスト」を公表。

例:

Aホール:維持費8,000万円/利用者4万人 → 1人200円

B会館:維持費5,000万円/利用者1万人 → 1人500円

C体育館:維持費3,000万円/利用者5,000人 → 1人600円

数字を見れば、**「残す/縮小/転用」**の判断が可能になります。

2. 交通の血管化

幹線:利用者20人/便を目標

支線:デマンド交通で5人/便を目標

成績表(KPI):運行コスト・待ち時間・乗継率

これにより「赤字だから廃止」ではなく、数字を基に設計変更できます。

3. 水道・下水の計画的更新

更新必要管路:350km

更新費用:2,100億円

年間投資:現状10億円 → 必要額との差は大きい

10年単位の優先順位リストをつくり、数字を公開することが必要です。

成功の芽——小さな工夫が大きな効果に

旧小学校を複合施設に転用 → 利用率2倍、維持費半減

公共施設に太陽光+LED → 光熱費20%削減

道の駅の空きスペースをEC発信拠点に → 収益改善

→ 数字にすると、市民1人あたり数千円の負担減につながります。

市民が今日からできる第一歩

1. 施設の利用率とコストの公開を求める

2. デマンド交通を実際に利用してみる

3. 空き施設の転用アイデアを提案する

→ 小さな行動が、市の財政改革の突破口になります。

まとめ

養父市の2024年度決算を数字で見ると——

自主財源28%、依存財源72%

経常収支比率96.8%で自由度が低い

公共施設維持費25億円、1人あたり12万円負担

という現実が浮かび上がります。

しかし、通信簿で見える化し、交通を血管のように整え、水道を計画的に更新すれば、町は「軽くて優しい」方向に変われます。

数字は冷たいように見えて、未来の選択を可能にする温かい道具です。

FAQ

Q1. 養父市の自主財源はどのくらいですか?
→ 2024年度決算で自主財源は約96億円、全体の28%です。

Q2. 公共施設の維持費はいくらですか?
→ 年間25億円以上、市民1人あたり約12万円の負担です。

Q3. 経常収支比率とは何ですか?
→ 固定費にどれだけ収入が消えているかを示す指標で、養父市は96.8%と高水準です。

Q4. 今すぐ市民ができることは?
→ 施設コストの公開を求める、デマンド交通を使う、空き施設の転用アイデアを出すことです。

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