はじめに|家族へ連絡するべきか、迷っている担当者の方へ
障害者雇用を担当していると、判断に迷う場面があります。
最近、本人の表情が暗い。
遅刻や欠勤が増えている。
仕事中は「大丈夫です」と答えるけれど、明らかに疲れている。
本人と話しても、何に困っているのか十分に聞き出せない。
このまま様子を見てよいのか。
家族へ連絡した方がよいのか。
しかし、本人の同意なく家族へ連絡すれば、プライバシーを侵害してしまうのではないか。
善意で動いた結果、本人との信頼関係を壊してしまうのではないか。
障害者雇用担当者として、こうした不安を抱えるのは自然なことです。
家族の側にも、別の不安があります。
朝、仕事へ向かう本人を見送ったものの、無事に一日を終えられるだろうか。
帰宅すると、食事や入浴をする力さえ残っていない。
休日は、次の勤務に備えて休むだけで終わってしまう。
本人は「仕事は順調」と言うけれど、本当に無理をしていないのだろうか。
会社へ相談したい。
けれど、家族が口を出すことで、本人の立場を悪くしないだろうか。
過保護だと思われないだろうか。
仕事を失うきっかけにならないだろうか。
当事者本人もまた、葛藤しています。
会社には心配をかけたくない。
家族にも、これ以上負担をかけたくない。
つらいと伝えれば、仕事を任せてもらえなくなるかもしれない。
だから「大丈夫です」と答えてしまう。
障害者雇用における家族連携が難しいのは、会社、本人、家族の誰かが間違っているからではありません。
それぞれが相手を思い、簡単には踏み込めない領域を抱えているからです。
私は31歳で脳出血を発症し、左半身に重い障害が残りました。
現在は中途重度障害者として、障害者雇用で働いています。
仕事を続けられている背景には、障害者となった後に出会い、結婚してくれた妻の支えがあります。
しかし、妻の支えが重要であることと、会社が私を飛び越えて妻と話を進めてよいことは、まったく別の問題です。
私の仕事と人生の中心にいるのは、あくまで私自身です。
家族は、本人を管理するための存在ではありません。
本人が自分の人生を選び続けるための、大切な伴走者です。
この記事では、障害者雇用担当者、当事者、家族が安心して関係を築くために、
– 家族との連携が必要になる場面
– 本人同意の確認方法
– 家族へ共有してよい情報の範囲
– 緊急連絡先の考え方
– 家族から会社へ相談があった場合の対応
– 家族同席面談で注意すること
– 家族へ負担を集中させない支援体制
– 外部支援機関とのつながり方
を、中途重度障害者として働く当事者の視点から整理します。
最初から完璧な連携体制を作る必要はありません。
まずは、本人を中心に置き、必要な情報だけを、必要な人と共有する。
その原則から始めればよいのです。
障害者雇用における家族連携とは何か
障害者雇用における家族連携とは、企業と家族が本人について自由に情報交換することではありません。
本人が安心して働き続けるために、本人の意思を確認したうえで、必要な場面と範囲を決めて協力することです。
家族との連携が役立つ可能性があるのは、たとえば次のような場面です。
– 勤務中に体調が急変した
– 通勤中や職場で事故が起きた
– 本人が意思表示できない状態になった
– 長期休職から復職する
– 生活面の変化が就業へ大きく影響している
– 本人が家族の同席を希望している
– 医療・福祉・就労支援との調整が必要になった
– 本人自身が家族との情報共有を求めている
こうした場合には、家族の協力が本人の安心や安全につながることがあります。
一方で、
「最近、仕事の能率が落ちている」
「本人とうまく話せない」
「家族なら事情を知っているだろう」
という理由だけで、本人を飛び越えて家族へ連絡するべきではありません。
家族へ連絡する前に、まず本人と話すことが原則です。
現在、何に困っているのか。
仕事量や勤務時間に無理がないか。
通勤や通院に負担がないか。
帰宅後の生活を維持できているか。
どのような支援を望んでいるのか。
家族や支援機関との連携を希望するか。
本人との対話を省略して家族へ連絡すれば、本人はこう感じるかもしれません。
「自分は信用されていない」
「自分のことなのに、自分を抜きに話が進んでいる」
「障害があるから、一人の大人として扱ってもらえない」
支援のつもりで行った連絡が、職場への信頼を失わせることもあります。
家族連携で最も大切なのは、本人を中心に置くこと
障害者雇用では、周囲が支援しようとするほど、本人が意思決定の場から外れてしまうことがあります。
会社が家族へ相談する。
家族が本人に代わって希望を伝える。
支援者が本人に代わって説明する。
気づけば、本人だけが話し合いの内容を十分に知らない。
そのような状態は避けなければなりません。
障害があることと、自分の人生を決められないことは同じではありません。
身体障害があっても、自分の働き方や生活について考え、判断し、希望を伝えることはできます。
意思を伝えることが難しい場合でも、分かりやすい説明、選択肢の提示、意思決定支援などによって、本人の考えを確認することはできます。
支援とは、本人の代わりに決めることではありません。
本人が自分で選べるように、必要な情報と選択肢を整えることです。
家族との連携を始める前に、企業は本人へ次の内容を説明してください。
– なぜ家族との連携が必要なのか
– 誰と連絡を取るのか
– どのような情報を共有するのか
– どのような状況で連絡するのか
– 家族から会社へ何を伝えてもらうのか
– 同意内容を後から変更できるのか
– 家族以外の支援者を選べるのか
本人が内容を理解し、納得したうえで連携することが基本です。
本人同意は、署名をもらえば終わりではない
企業では、入社時に緊急連絡先や情報共有に関する書類を提出してもらうことがあります。
しかし、一度署名をもらったからといって、その後どのような情報でも家族へ伝えてよいわけではありません。
たとえば、
「必要に応じて家族へ連絡することに同意します」
という表現だけでは、範囲が広すぎます。
本人から見れば、疑問が残ります。
何が「必要な場合」なのか。
遅刻しただけでも連絡されるのか。
欠勤が続いたら連絡されるのか。
診断名や服薬内容も伝えられるのか。
業務評価や人間関係まで話されるのか。
同意を得る際は、場面と共有範囲を具体的に決めてください。
本人と確認しておきたい7項目
1. 緊急時に連絡してよい相手
2. 連絡してよい具体的な状況
3. 家族へ共有してよい情報
4. 家族から会社へ伝えてよい情報
5. 面談へ家族が同席するか
6. 医療・福祉・支援機関との連携方法
7. 同意内容を変更・撤回する方法
本人が理解できる言葉で説明し、記録を残します。
また、同意は定期的に見直してください。
結婚、離婚、転居、家族の病気、介護などによって、本人と家族の関係や支援できる範囲は変わります。
入社時の情報を何年もそのまま使うのではなく、定期面談や環境変化の際に確認することが大切です。
家族へ共有する情報は必要最小限にする
障害、病歴、治療、服薬、通院、健康状態は、本人にとって重要な個人情報です。
家族がすでに知っている情報であっても、会社が本人の同意なく伝えてよいとは限りません。
情報共有を行う場合には、次の点を明確にします。
– 何のために共有するのか
– 何を共有するのか
– 誰へ伝えるのか
– どの方法で伝えるのか
– 社内では誰が情報を扱うのか
– どのように記録・保管するのか
たとえば、勤務中に本人が体調を崩し、本人の希望で妻へ連絡する場合には、
「本日、勤務中に体調不良があり、現在は休憩しています。本人の希望でご連絡しました」
と伝えれば足りることがあります。
業務評価、過去の欠勤、人間関係など、緊急対応に必要のない情報まで話す必要はありません。
家族から会社へ寄せられた情報も、社内全体へ広げないことが重要です。
直属の上司、人事、産業保健スタッフなど、業務上必要な人に限定して扱います。
緊急連絡先は、家族に日常管理を任せる制度ではない
緊急連絡先は、通常の連絡方法では対応できない事態に備えるものです。
しかし障害者雇用では、緊急連絡先が日常的な健康管理や勤怠確認の窓口として使われてしまうことがあります。
本人が電話に出ない。
少し遅刻した。
元気がないように見える。
そのたびに家族へ連絡すれば、本人の自立と家族の生活を損ないます。
家族へ連絡する可能性がある緊急事態を、本人と事前に確認しておきましょう。
緊急連絡を検討する場面
– 意識を失った
– 救急搬送が必要になった
– 本人が意思表示できない
– 勤務中や通勤中に重大な事故が起きた
– 長時間連絡が取れず、安全上の明確な懸念がある
– 本人が家族への連絡を希望した
また、緊急連絡先は必ずしも家族である必要はありません。
本人が信頼する友人、支援者、後見人、相談支援専門員などを希望する場合もあります。
「障害者だから家族へ連絡する」という前提を置かず、本人が選べるようにしてください。
家族から会社へ相談があった場合の対応
家族から会社へ、次のような相談が入ることがあります。
「最近、帰宅後に動けなくなっています」
「朝起きるのが難しく、かなり無理をしているようです」
「仕事のことを考えて眠れない日が続いています」
「本人は大丈夫と言いますが、家では様子が違います」
家族からの連絡は、本人の状態を知る重要な手がかりになる場合があります。
しかし、家族から聞いた内容だけで勤務条件を変更したり、本人を問い詰めたりするべきではありません。
まず家族へは、
– 心配して連絡してくれたことへの感謝
– 本人のプライバシーに配慮する必要があること
– 本人の情報を無断で伝えることはできないこと
– 本人と直接話す必要があること
– 緊急性が高い場合の対応
を丁寧に説明します。
その後、本人には家族の言葉をそのまま突きつけるのではなく、本人自身の状態を確認します。
「ご家族から疲れていると聞きました。本当ですか」
と問い詰めるのではなく、
「最近の勤務で疲労が強くなっていませんか」
「仕事が生活へ与えている影響はありますか」
「勤務時間や業務量で調整したいことはありますか」
と尋ねます。
家族からの連絡は、本人を管理する材料ではありません。
本人との対話を始めるための、一つのサインとして扱うことが大切です。
家族同席面談が有効になる場面
本人が希望し、面談の目的が明確であれば、家族同席の面談は有効です。
たとえば、
– 復職後の勤務条件を相談する
– 体調悪化のサインを共有する
– 緊急時の対応を確認する
– 通勤や家庭生活への負担を整理する
– 医療・福祉との連携方法を確認する
といった場面です。
家族は、家庭で見える変化や生活上の負担を伝えられます。
企業は、勤務状況や職場で可能な配慮を説明できます。
本人は、仕事と生活の両方を踏まえて希望を伝えられます。
ただし、家族同席が常に正解とは限りません。
家族がいると本音を話せない人もいます。
家族が本人の代わりにすべて答えてしまうこともあります。
本人と家族の希望が異なる場合もあります。
面談では、
– 最初に本人へ質問する
– 本人が答える時間を待つ
– 家族の意見と本人の希望を分けて整理する
– 必要に応じて本人だけで話す時間を設ける
– 最終的な決定内容を本人へ確認する
ことが重要です。
中途障害者の家族連携で注意したい「以前との比較」
病気や事故によって中途障害者となった人の場合、家族は障害を負う前の本人を知っています。
以前はもっと働けた。
以前は家事もできた。
以前は一人で外出できた。
以前は疲れてもすぐに回復した。
その記憶があるため、家族も本人も「元の状態へ戻ること」を強く願う場合があります。
しかし、社会復帰とは、必ずしも病気になる前と同じ働き方へ戻ることではありません。
身体機能や疲労の出方が変わっているなら、今の状態に合った働き方を新しく作る必要があります。
企業も、
「以前はできていたそうですね」
という比較を、本人への圧力にしてはいけません。
大切なのは、
今、何ができるのか。
どのような条件なら続けられるのか。
どのような支援があれば力を発揮できるのか。
を考えることです。
家族へ連絡する前に、職場で改善できることがある
本人の疲労や不調が見られたとき、企業が最初に考えるべきことは、家族へ支援を求めることではありません。
職場の設計に無理がないかを確認することです。
– 業務量が多すぎないか
– 指示が曖昧ではないか
– 優先順位が分かりにくくないか
– 休憩を取りにくい雰囲気がないか
– 通勤負担が大きすぎないか
– 通院や休養の時間を確保できているか
– 相談相手が明確になっているか
– 本人へ役割と期待を伝えているか
– 障害を理由に仕事を任せず、孤立させていないか
– 配慮内容が周囲へ必要な範囲で共有されているか
職場に原因があるのに、家庭で支える量を増やして解決しようとすれば、家族の負担だけが大きくなります。
家族との連携は、職場改善の代わりにはなりません。
まず企業が行うべき配慮や業務設計を見直す。
そのうえで生活面との調整が必要な場合に、本人の希望に沿って家族や支援機関と協力する。
この順番が重要です。
家族だけに頼らず、外部支援機関とつながる
障害者雇用の定着を、家族と社内担当者だけで抱える必要はありません。
家族がいない人や、家族を頼れない人もいます。
家族にも病気や仕事、介護などの事情があります。
そのため、外部支援機関を含めた支援体制が必要です。
障害者就業・生活支援センター
仕事と生活の両面を支える地域の相談機関です。
本人の就労相談、職場定着、生活上の課題、関係機関との調整について相談できます。
企業側から雇用管理や定着支援を相談できる場合もあります。
地域障害者職業センター
職業評価、職業準備支援、ジョブコーチ支援などを行います。
職場で必要な配慮や支援方法を整理する際に役立ちます。
ジョブコーチ
本人と職場の間に入り、仕事の進め方、指示方法、人間関係、職場適応を支援します。
産業医・産業看護職・医療機関
医療的な判断が必要な場合は、産業保健スタッフや主治医との連携を検討します。
情報共有は、本人の同意と必要な範囲を確認したうえで行います。
相談支援事業所・福祉サービス
家事、移動、生活管理、地域生活など、職場だけでは支えられない部分を相談できます。
企業、家族、医療、福祉の誰か一人がすべてを背負うのではなく、それぞれが役割を分けることが長期的な職場定着につながります。
家族連携の前に確認したい10項目
家族との連携を検討する際は、次の10項目を確認してください。
1. 本人自身が家族との連携を希望しているか
2. 連携の目的を本人が理解しているか
3. 誰と連絡を取るか本人が選んでいるか
4. 共有する情報の範囲が明確か
5. 連絡する場面が具体的に決められているか
6. 本人を飛び越えて話を進めていないか
7. 家族へ企業の役割を押しつけていないか
8. 職場で改善できる問題を家庭へ持ち込んでいないか
9. 家族を頼れない場合の外部支援があるか
10. 同意内容を定期的に見直しているか
この10項目は、家族との連絡を増やすためのものではありません。
不必要な連携を減らし、本当に必要な場面だけ、本人が安心できる形で協力するためのものです。
当事者として考える、望ましい家族連携
私にとって妻は、社会復帰を支えてくれた大切な存在です。
疲れて帰った日に休める場所を作ってくれる。
体調の小さな変化に気づいてくれる。
仕事で悩んだ日に話を聞いてくれる。
障害のある私を、支援対象ではなく一人の夫として見てくれる。
その支えがあるから、私は障害者雇用で働き続けられています。
しかし、妻に仕事の責任まで背負わせたいとは思いません。
職場で困ったときには、まず自分で会社へ相談する。
必要な配慮は、自分の言葉で伝える。
妻だけに体調管理を任せない。
必要な支援制度や外部機関を利用する。
家庭の中で、自分にできる役割を担う。
それも、妻への感謝を形にすることだと思っています。
望ましい家族連携とは、会社と家族が本人を管理することではありません。
本人が自分の人生を選び続けられるように、必要なときに必要な人が支えることです。
障害者雇用担当者の方へ
家族へ連絡するべきか迷ったときは、善意だけで急いで判断しないでください。
本人を心配しているから。
家族なら分かってくれるから。
安全のためだから。
その思いがあっても、本人を飛び越えれば信頼を失う可能性があります。
まず本人の話を聞いてください。
本人が何に困っているのか。
どのような支援を望んでいるのか。
誰となら安心して情報を共有できるのか。
家族へ連絡する前に、職場で改善できることがないか確認してください。
家族だけに頼らず、産業保健、医療、福祉、就労支援とつながってください。
障害者本人を、支援されるだけの存在として扱わないでください。
本人は、自分の働き方と人生を決める当事者です。
判断に迷っていること自体は、担当者として不十分だからではありません。
本人を傷つけたくない。
家族へ負担をかけたくない。
雇用を安定させたい。
その三つを真剣に考えているからこそ、迷うのです。
大切なのは、一人で正解を出そうとしないことです。
本人と話し、必要に応じて家族や専門職とつながり、支援をチームで考えてください。
当事者の方へ
家族や職場へ迷惑をかけたくないと思い、無理をしていませんか。
「大丈夫です」と言い続けなければ、仕事を失うと思っていませんか。
困っていることを伝えるのは、甘えではありません。
状態が悪化する前に相談することは、働き続けるための大切な行動です。
家族へどこまで伝えるのか。
会社と家族にどのようにつながってもらうのか。
それを決める中心には、あなた自身がいます。
すべてを一人で説明することが難しければ、家族、支援者、ジョブコーチ、産業保健スタッフの力を借りても構いません。
助けを借りながら自分で選ぶことも、自己決定です。
ご家族の方へ
本人が無理をしているように見えても、会社へ連絡してよいか迷うことがあると思います。
本人の仕事を奪いたくない。
職場で不利になってほしくない。
けれど、このままでは体調を崩してしまうかもしれない。
その不安を、家族だけで抱え込まないでください。
まず本人へ、責めるのではなく、見えている変化を伝えてみてください。
「仕事を辞めてほしい」ではなく、
「最近、帰宅後に動けない日が増えていて心配している」
「あなたは、今の働き方を続けられそうだと感じている?」
と聞いてみてください。
本人の同意が得られるなら、一緒に会社や支援機関へ相談する方法があります。
緊急性が高い場合や本人の安全が危ぶまれる場合には、必要な支援へつなぐことを優先してください。
家族がすべてを背負う必要はありません。
支える家族も、支援を受けてよいのです。
まとめ|家族連携は、本人の自己決定を守るためにある
障害者雇用を長く続けるうえで、家族との連携が役立つ場面はあります。
家族は、職場からは見えない変化に気づくことがあります。
緊急時には、本人の安全を守る大切な存在になります。
復職や生活との両立を考える際に、家庭での様子が重要になる場合もあります。
しかし、家族が大切だからこそ、連携の方法を誤ってはいけません。
本人の同意を得る。
目的と共有範囲を明確にする。
情報は必要最小限にする。
本人を飛び越えない。
家族へ会社の役割を押しつけない。
職場で改善できる問題を、家庭だけで解決しようとしない。
家族を頼れない人のために、外部支援とつながる。
家族との連携は、本人を管理するためにあるのではありません。
本人が安心して働き、自分の人生を選び続けるためにあります。
障害者雇用の定着とは、本人を会社へ長く在籍させることだけではありません。
仕事と生活の両方を壊さず、一人の働く人として尊重され続けることです。
本人、職場、家族、医療、福祉、地域支援。
それぞれが本人を中心につながり、誰か一人に負担を集中させない。
それが、本当の意味での家族連携ではないでしょうか。
一人で抱え込んでいる方へ
この記事を読んで、
「家族へ連絡してよいか迷っていた」
「本人の同意をどこまで確認すればよいか分からなかった」
「会社へ相談したいけれど、本人へ不利益がないか不安だった」
と感じた方へ。
最初から完璧な答えを出す必要はありません。
まず本人の意思を確かめる。
職場で改善できることを見直す。
必要な情報だけを共有する。
家族や担当者だけで抱えず、外部の専門職へ相談する。
その一歩から始めてください。
この記事が役に立った方は、同じように家族連携で迷っている障害者雇用担当者、当事者、ご家族へシェアしていただけるとうれしく思います。
ブックマークしておけば、面談や緊急連絡の体制を見直す際にも読み返していただけます。
このブログでは、中途重度障害者として働く当事者の視点から、
– 障害者雇用と職場定着
– 合理的配慮
– 家族支援
– 多職種連携
– 中途障害後の社会復帰
– 人生再設計
について発信しています。
今後の記事も読みたい方は、ブログのフォローをお願いします。
本人も、支える家族も、障害者雇用担当者も、一人で抱え込まなくてよい職場へ。
当事者の実体験を、企業と社会を変えるための言葉へ変えて、これからも発信していきます。
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