揚水発電を笑う者は、再エネ時代を生き残れない

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——奥多々良木・大河内から考える「水のバッテリー」と2030年以降の日本

「再生可能エネルギー」と聞いて、
あなたの頭に最初に浮かぶのは何でしょうか。

おそらく多くの人が、

家の屋根に載った太陽光パネル

丘の上で回る巨大な風車

を思い浮かべるはずです。

ニュースでもSNSでも、主役として語られるのはほとんどが

> 「太陽光」「風力」「蓄電池」「水素」

といったキーワードです。

その一方で、
再エネを本気で主力電源にしていくうえで欠かせない

> 「水力発電」、とくに「揚水発電」という巨大バッテリーの存在

は、ほとんど話題になりません。

しかし今、兵庫県の山奥では——

日本最大級の揚水発電所である奥多々良木発電所

原発1基分クラスの出力を持つ大河内発電所

この2つの揚水発電所を、
**2030年以降もフル稼働させるためのオーバーホール(大規模改修)**が、静かに進んでいます。

揚水発電の重要性を理解しているからこそ踏み切った、
大きな投資と決断です。

この記事では、中途重度障害者として、
そして地方水力の現場に関わる一人として、

なぜ揚水発電が“再エネ時代の要(かなめ)”なのか

なぜ兵庫県の奥多々良木発電所・大河内発電所のオーバーホールが重要なのか

そこから、私たち一人ひとりの「生き方」まで何を学べるのか

を、SEOを意識しつつ、じっくり・深く掘り下げていきます。

目次

1. 再エネの主役は太陽光と風力だけじゃない

2. 「揚水発電=巨大バッテリー」という本当の意味

3. なぜ揚水発電の重要性は理解されにくいのか

4. 島国・日本で水力・揚水発電が担っている役割

5. 【兵庫】奥多々良木発電所のオーバーホールが示す覚悟

6. 【兵庫】大河内発電所と「可変速揚水」という武器

7. 「廃炉」ではなく「オーバーホール」を選ぶという決断

8. 揚水発電から学ぶ「オーバーホール型の生き方」

9. 2030年以降のクリーンエネルギーに向けて、私たちにできること

10. まとめ|兵庫の山奥で回り続ける“水の歯車”を想像してみる

1|再エネの主役は太陽光と風力だけじゃない

1-1 「再生可能エネルギー=太陽光と風力」という思い込み

日本でも世界でも、「再生可能エネルギー」と言えば、

太陽光発電(ソーラー)

風力発電(ウィンド)

が圧倒的な主役として語られています。

実際、この10年で
新たに増えた再エネ設備の大部分は、太陽光と風力です。

導入コストが下がりやすい

建設期間が比較的短い

政策的な支援(固定価格買取制度など)が集中した

といった背景があり、
「新しい再エネ投資=太陽光・風力」という構図が出来上がりました。

しかし、**発電量ベースで見たときの「クリーン電源の柱」**は、
今なお水力発電であり続けています。

1-2 実は「今も最大のクリーン電源」は水力発電

日本の電源構成をざっくり見ると、

再エネ比率:約26〜30%前後

その中で水力は、いまなお大きな割合を占めている

というのが現実です。

世界的に見ても同様で、
クリーンエネルギーの中でもっとも安定して電力を供給しているのは水力です。

それでもなお、世間の注目と政策のスポットライトは、

新規導入しやすい太陽光

将来有望とされる風力

次世代感の強い蓄電池・水素

に集中しがちで、

> 「水力発電=昔の電源」
「揚水発電=古い仕組み」

と誤解されている部分が少なくありません。

ここには、

> 再生可能エネルギーの「性能」と「役割」への理解不足

という、大きな問題があります。

2|「揚水発電=巨大バッテリー」という本当の意味

まずは、この記事のキーワードである

> 「揚水発電(ようすいはつでん)」とは何か

を、SEO的にも重要なポイントを押さえながら整理します。

2-1 揚水発電の仕組み:水を上下させる「水のバッテリー」

揚水発電の基本構造は、とてもシンプルです。

山の上に上部ダム(上部調整池)

山の下に下部ダム(下部調整池)

その間を結ぶ水路と水車・発電機

これだけです。

電気が余っている時間帯には、

1. 発電機をモーターとして動かし

2. 下部ダムの水を上部ダムへくみ上げる(ポンプ運転)

電気が足りない時間帯には、

1. 上部ダムから水を落とし

2. 水車を回して発電機として動かす(発電運転)

この繰り返しによって、

> 余った電気 → 「位置エネルギー」として水に貯める

必要なとき → 再び電気として取り出す

という、「水のバッテリー」が成立します。

2-2 揚水発電の特徴:大容量・高効率・長寿命

揚水発電の大きな特徴は、次の4つです。

1. 大容量

数十万kW〜数百万kWクラスの出力

何時間も連続でフル出力運転が可能

2. 高効率

くみ上げ→発電の往復効率はおおむね70〜80%前後

現行の大容量蓄電池システムと同等か、それ以上

3. 長寿命

ダムや水路は数十年〜半世紀以上の運用実績

タービンや発電機もオーバーホールを繰り返しながら長期利用

4. 高い調整力

数分〜数十秒レベルで出力を上下できる

周波数・電圧の安定に大きく貢献できる

つまり揚水発電は、

> 「ただの発電所」ではなく
「巨大で長寿命の調整用バッテリー」

としての性能を持っている、ということです。

2-3 太陽光・風力と揚水発電の“役割の違い”

ここで、再生可能エネルギーの中での
**「役割分担」**を整理しておきましょう。

太陽光発電:
▸ 昼間に大量の電力を生むが、夜はゼロ
▸ 天候に左右される

風力発電:
▸ 風の強さとタイミングに依存
▸ 強風・無風で出力が大きく変動する

水力・揚水発電:
▸ 出力を自在にコントロールしやすい
▸ 「余り」をため、「不足」を補う役割に最適

このように、

> 「自然任せで発電する電源」と「人間が調整して支える電源」

は、そもそも役割が違います。

揚水発電は後者、
つまり**「再エネを主役にするための、見えない土台」**そのものです。

3|なぜ揚水発電の重要性は理解されにくいのか

3-1 「目に見える再エネ」と「目に見えない再エネ」

太陽光や風力は、非常に**“見える”再エネ**です。

太陽光パネル → 家の屋根、メガソーラーなど

風力発電 → 丘の上の巨大な風車

どれも、写真で映えやすい。
SNSにも載せやすい。
「再エネやってます」とアピールしやすい。

一方、揚水発電はどうでしょうか。

山奥のダム

地中深くの発電所

トンネルの中を流れる水

普段の生活からは、ほとんど見えません。

だからこそ、

> 「ないことになっているインフラ」

のように扱われてしまいがちです。

3-2 「発電量」だけで語られてしまう構図

もう一つの問題は、
再エネの議論がしばしば

年間発電量(kWh)

導入容量(kW / GW)

再エネ比率(%)

といった**“静的な数字”**だけで語られてしまうことです。

このグラフだけを見ていると、

「太陽光がこんなに増えている、すごい!」

「水力は横ばいだから、古い電源だね」

という理解になりがちです。

しかし、電力系統の運用で本当に重要なのは、

「どの時間帯に」発電してくれるのか

「どれくらいの速さで」出力を変えられるのか

「どれくらいの時間」持続して出力できるのか

という時間軸を含んだダイナミクスです。

揚水発電はこの「時間軸で見た性能」が非常に高いにもかかわらず、
静的なグラフからはその価値が見えてきません。

結果として、

> 「発電量はそんなに多くないから、重要じゃないでしょ?」

と誤解されてしまうのです。

3-3 投資・政策のスポットライトが太陽光・風力に偏った

さらに、

初期費用の回収期間が短い

小規模でも始めやすい

FIT/FIPなどの制度設計が太陽光・風力中心

といった理由から、
「再エネ投資=太陽光・風力」という構図が世界的に強まりました。

一方、

揚水発電は初期投資が巨大

建設期間も長く、用地・環境調整も難しい

すでに大規模な水力が開発されている国では、「新規開発」は限定的

という状況もあり、
政策議論の表舞台には出にくい存在になってしまったのです。

しかしこれは、

> 「揚水発電の価値が低いから」ではなく、
「価値の測り方が偏っているから」

に過ぎません。

4|島国・日本で水力・揚水発電が担っている役割

4-1 連系線が弱い日本での「最後の砦」

ヨーロッパのような大陸では、
国と国の間で電力をやりとりできるため、
ある程度の変動は「輸出入」で吸収できます。

しかし日本は島国であり、
域外への送電線は基本的にありません。

北海道〜本州

本州〜四国

本州〜九州

など、国内での連系線はあるものの、
海を越える物理的な制約があり、
一気に大量の出力変動を吸収できるほど柔軟ではありません。

この条件の中で、

> 「系統全体のバランスを保つ最後の砦」

として機能しているのが、水力・揚水発電です。

4-2 関西エリアと兵庫の揚水発電

関西電力エリアに目を向けると、
兵庫県の山中に位置する揚水発電所は、まさに

> 「関西全体の電力の心臓をバックアップする存在」

になっています。

奥多々良木発電所(朝来市)

大河内発電所(神河町)

この2つの揚水発電所は、

ピーク時の電力需要を支える

太陽光・風力の変動を吸収する

系統事故時の周波数維持・ブラックスタートに貢献する

といった見えない役割を、
何十年も淡々と果たし続けてきました。

5|【兵庫】奥多々良木発電所のオーバーホールが示す覚悟

5-1 日本最大級の揚水発電所「奥多々良木」とは

奥多々良木発電所(おくたたらぎ)は、
兵庫県朝来市に位置する純揚水発電所です。

総出力:193.2万kW(32.2万kW×6台)

形式:純揚水(上池:黒川ダム、下池:多々良木ダム)

運転開始:1974年以降、順次

「日本最大出力の揚水発電所」として、
関西の電力需給を長年支えてきました。

しかしその中で、

3号機はトラブルにより2019年から停止

4号機も経年劣化が進んでいた

という問題を抱えていました。

5-2 長期脱炭素電源オークションで「更新」を決断

ここで関西電力がとった選択は、

> 「壊れたから廃止」ではなく
「壊れたからこそ、更新して2030年代仕様にする」

というものでした。

国の「長期脱炭素電源オークション」に
奥多々良木3・4号機の設備更新計画を提案

その計画が採択されたことで、
大規模なオーバーホール(更新工事)を正式に決定

3号機:2032年度

4号機:2030年度

それぞれをめどに、
再び運転を開始させる計画が動き出しています。

この決断は、

短期的な収支だけ見れば「撤退」の選択肢もあったはずの中で

あえて「更新」という長期投資を選んだ

という点で、非常に重い意味を持ちます。

5-3 2030年以降の「再エネの土台」として再設計される奥多々良木

2030年代の日本は、

太陽光・風力の比率が今よりさらに高まり

火力発電の役割が徐々に小さくなり

原子力を巡る議論もなお続いている

そんな状況が予想されています。

その中で、

> 「太陽光と風力が暴れたときの“クッション”」
「電力が足りないときの“最後の一手”」

として奥多々良木が再稼働することは、
関西エリア全体の安定にとって極めて重要です。

つまり今回の奥多々良木3・4号機のオーバーホールは、

> 「過去の遺産を延命する工事」ではなく
「2030年代の再エネ時代に対応した“水のバッテリー”への再設計」

だと言えます。

6|【兵庫】大河内発電所と「可変速揚水」という武器

6-1 大河内発電所のプロフィール

大河内発電所(おおかわち)は、
兵庫県神河町に位置する揚水発電所です。

最大出力:128万kW(32万kW×4台)

形式:純揚水(上池:太田ダム、下池:長谷ダム)

運転開始:1995年

特徴は、4台のうち2台が

> 「可変速揚水発電機」

であることです。

6-2 可変速揚水とは何か

従来の揚水発電機は「定速」、
つまり回転数が固定されていました。

それに対して可変速揚水は、

ポンプ運転時に回転数を変えられる

吸い上げる電力量を細かく調整できる

発電時も高効率で幅広い出力制御が可能

といった特徴を持ちます。

これにより、

周波数調整(AFC)をポンプ運転中にも行える

電力が余っているときに「吸収しすぎず、吸収しなさすぎず」
ちょうどよいバランスを取れる

という、系統運用上の非常に大きなメリットが生まれています。

大河内発電所は、まさにこの

> 「可変速揚水」という先端技術を実機で運用している現場

なのです。

6-3 高稼働と「近い将来の大型改修」という現実

その一方で、大河内発電所は、

1995年の運転開始から約30年が経過しつつある

可変速揚水機を含め、高稼働で使われ続けている

近い将来、長期間にわたる**大型改修(オーバーホール)**が必要

というステージに入っています。

これは裏を返せば、

> 「大河内は、単なる短期的な“実験設備”ではなく
長期的に使い続ける前提で設計・運用されている」

ということでもあります。

7|「廃炉」ではなく「オーバーホール」を選ぶという決断

7-1 「老朽化=終わり」ではない水力・揚水発電

老朽化した発電所というと、
多くの人が真っ先に思い浮かべるのは

老朽原発

古い火力発電所

かもしれません。

これらは、

安全基準の高度化

燃料コストやCO₂排出量の問題

などから、「廃止・廃炉」が議論の中心になることも少なくありません。

しかし、水力・揚水発電は少し性質が違います。

ダムや水路という土木構造物は、
適切に維持管理すれば非常に長寿命

タービンや発電機といった機械設備も、
オーバーホールや更新を繰り返すことで長期活用可能

つまり、

> 「老朽化=終わり」ではなく
「老朽化=オーバーホールして次の30年へ」

という選択肢が現実的です。

7-2 投資として見たときの「オーバーホール」という判断

それでもなお、更新投資は簡単ではありません。

数百億〜千億円単位の投資額

工事期間中の発電停止リスク

社会全体の電力需要や制度の見通し

こうした要素を総合的に判断したうえで、

> 「それでも揚水発電を2030年以降もフル活用する」

と決めることは、

経営判断としても

地域と未来世代への責任としても

非常に重い意味を持ちます。

奥多々良木発電所の設備更新、
大河内発電所の大型改修計画は、

> 「揚水発電という水のバッテリーを、
本気で2050年カーボンニュートラル時代の主戦力として残していく」

という意思表明でもあるのです。

8|揚水発電から学ぶ「オーバーホール型の生き方」

ここからは少し、
中途重度障害者としての個人的な視点を交えさせてください。

8-1 一度「壊れた」身体と、揚水発電機の重なり

私は中途で重い身体障害を負い、
それまでの「長時間労働で成果を出す生き方」が
一度ガシャーンと崩れました。

同じ時間働き続けることができない

体力は限られている

無理をすれば翌日以降の生活に大きな影響が出る

そんな現実に直面したとき、
最初に浮かんだ感覚は

> 「自分はもう“フル稼働”できない」

というものでした。

しかし、
揚水発電のオーバーホールや更新計画を知れば知るほど、

> 「壊れたから終わり」ではなく
「壊れたからこそ、次の使い方を設計し直す」

という発想が、じわじわと心に広がっていきました。

壊れた3号機を廃止するのではなく、
数年かけて更新して2030年代に再デビューさせる奥多々良木

高稼働の可変速揚水を、大型改修前提で長期活用する大河内

この姿は、
「障害を負っても、形を変えて生き直す人間の可能性」と
どこか重なって見えるのです。

8-2 「フル稼働」の意味を変える

かつての私の「フル稼働」は、

長時間労働

休みを削って成果を出す

体力をギリギリまで使い切る

というスタイルでした。

しかし今は、

1日の中で使えるエネルギーを自覚し

無理を重ねずに働けるペースを見極め

余白の時間でしっかり「チャージ」する

という、「揚水発電的なフル稼働」に
少しずつ変わりつつあります。

昼間に人と話す

夜に文章を書く

それは、私にとっての「発電」です。

一方で、

しっかり眠る

ただぼーっとする

好きなカフェで妻と過ごす

これは、私の中の「揚水」、
つまり水を汲み上げる時間です。

> 余ったエネルギーを、ちゃんとどこかに蓄えておく。
足りないときに、取り出せる形で持っておく。

それは、
人間の生活においても、電力システムにおいても、
「壊れずに続けていくための最低条件」なのだと感じます。

8-3 「見えないもの」を大事にする感覚

揚水発電は、ふだん目に入りません。
ニュースにもほとんど出ません。

けれど、その存在が失われた瞬間に、
電力システム全体が一気に不安定になります。

夜勤で病院を守る看護師

山の中で送電線を点検する作業員

ダムを維持管理する技術者

こうした**「見えない仕事」**が社会を支えているように、
揚水発電もまた、見えないところで
太陽光・風力が輝ける土台を支え続けています。

障害を負ってから私は、

> 「目立たないけれど、なくなった瞬間に困る役割」

に、どこか惹かれるようになりました。

揚水発電のオーバーホールは、
そんな「見えないものを大事にする社会」への
ひとつの希望の光にも思えるのです。

9|2030年以降のクリーンエネルギーに向けて、私たちにできること

ここまで読んでくださったあなたに、
「読者としてできる小さなアクション」を
いくつか提案させてください。

9-1 揚水発電の重要性を、言葉にして伝える

「奥多々良木って、日本最大級の揚水発電所らしいよ」

「大河内っていう可変速揚水が、関西の電力を支えてるんだって」

「2030年以降も使うために、わざわざオーバーホールしてるらしい」

こんな一言を、家族や友人との会話の中で
ぽつりと話してみる。

あるいは、
この記事の内容の一部をSNSでシェアしてみる。

それだけでも、

> 「揚水発電なんて、聞いたことなかった」

という人の頭の中に、
新しいイメージがひとつ灯ります。

9-2 学び・見学の機会を活かす

ダム・水力発電所の見学会に参加する

子どもと一緒にエネルギーの勉強をする

自治体や電力会社が出しているパンフレットやサイトを覗いてみる

こうした行動は、
「クリーンエネルギー=太陽光・風力だけ」という
狭いイメージをほぐしてくれます。

9-3 「オーバーホール型の社会」を選ぶ

私たち個人の生活や仕事の中でも、

人間関係が少し壊れたらすぐ切る

仕事で燃え尽きたら全てをリセットする

古くなったら捨てて買い換える

だけではなく、

手間をかけて修復する

形を変えながら続ける

オーバーホールしながら長く付き合う

という選択肢を意識してみる。

それはきっと、
「使い捨て前提」の社会から
「長く付き合う前提」の社会へのシフトにもつながります。

10|まとめ|兵庫の山奥で回り続ける“水の歯車”を想像してみる

この記事では、

再生可能エネルギーの中での揚水発電の重要性

兵庫県の奥多々良木発電所・大河内発電所が
2030年以降もフル稼働できるように
オーバーホールを進めている現実

そこから見えてくる、
「オーバーホール型の社会・生き方」という視点

を、できるだけ分かりやすく、
そして深く考察してきました。

太陽光や風力は、
これからの再エネ時代の主役であることは間違いありません。

けれど、
その主役たちが安心して暴れられるのは、

> 背景で静かに働く水力・揚水発電という土台があるからこそ

です。

2030年

2032年

2040年

そして2050年カーボンニュートラル——

そのとき兵庫の山奥では、
奥多々良木と大河内という2つの揚水発電所が、
今日と同じように、
いや、今日よりもさらに重要な意味を持って、
静かに水をくみ上げ、落とし続けているはずです。

ニュースやSNSで
「再生可能エネルギー」「太陽光」「風力」という言葉を見かけたとき、
少しだけ目線を奥へ向けてみてください。

> 「ああ、兵庫の山の中では、
今日も誰かが揚水発電のオーバーホールを進めてくれている。
そのおかげで、私たちの暮らしは成り立っている。」

そう思い出してもらえたら、
中途重度障害者として、
同じ兵庫で生きる一人として、
これほど嬉しいことはありません。

そして私自身も、
揚水発電のように——

派手ではなくても

見えにくくても

壊れたらオーバーホールしながら

人生のエネルギーを貯めたり、放出したりし続ける存在でありたいと、
静かに、しかし強く思っています。

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