上肢のリハビリは長くて暗いトンネルのよう

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1.上肢リハビリが難しい

人の上肢つまり肩から指先にかけての

動きというのは非常に複雑で、私自身脳卒中になるまで気にもせず無意識で動かしていたが、麻痺を患ってから意識したり学んだりした結果想像以上に複雑だということが理解できた。

上肢は中々回復しないと言われても納得だ。

また、足は多少使えなくても、私が紹介した椅子の立ち座り等の比較的簡単なリハビリもあったり効果も出やすい印象だ。

しかし、上肢特に手に関してはある程度の機能がないと使うことが出来ないし、反対の手で生活できてしまいリハビリしようというモチベーションが起きない。

「歩きたい」という強烈な動機付けに対して「モノを持ちたい」というのは、個人差はあるが、私の中では大きなモチベーションになりえなかった。

なぜなら右手のみで日常生活が自立しているからだ。

前に動画でも紹介したが右手のみでスーツのズボンをハンガーに綺麗にかけるというものを見てもらうと分かると思うが、現状左手を必要としていない。

いいのか悪いのかは分からない。

「自立できているから良い」のか「機能回復を目指すべき」なのかは個人の問題なので良し悪しはないと思っている。

2.左上肢の自主練スタート

そんな状況で、なぜ上肢の自主練を始めるのか?

結論を言うとある仮説があり検証したいと思ったからだ。

「上肢の麻痺は体幹に近いほうが緩く、体幹近くの肩を動かせるようになれば段々と手の先に向かって回復していくのではないか?」というものだ。

私自身、肩は思ったように動く、そしてその次に肘がまだまだだが少しだけ意思が伝わっている。

しかし、手首はさっぱり動かず、指はグーをかろうじてできるが、パーはできない。

それなら、少し動く肩と肘を強化すれば手首から先も少しずつ良くなるのでは?

という仮説ができた。

そのためにストレッチも兼ねたリハビリ方法を理学療法士の先生にご提案頂いたので、緊急事態宣言の時期を利用し実践することにしたのだ。

勿論、「屋外を装具なし歩行」の為の自主トレと並行して行う予定だ。

上肢のストレッチ兼自主トレに使う器具は、「ストレッチポール」だ。

3.QOL向上を信じて

QOLとはQuality of Lifeの略であり、「生活の質」などと訳されることが多く、私たちが生きる上での満足度をあらわす指標のひとつです。医療・教育などさまざま分野で注目・活用され始めており、まだまだ一般的な言葉として浸透していない部分もるが、QOLをキチンと定義することは意外と難しいようだ。

患者側の私と医療従事者の妻との間でも微妙にQOLに対しての考え方で乖離があったりもする。

元々は、ソクラテスの「なによりも大切にすべきは、ただ生きることでなく、よく生きることである」という哲学的な人生への追及がベースだとも言われている。

どうやってQOLを測定するのかというと、「身体的領域」「心理的領域」「自立のレベル」「社会的関係」「生活環境」「精神性/宗教/信念」の6領域に対応する質問を設け、その回答に対して点数をつけて評価するというものだ。

もし、私の左上肢の機能が回復したときに、ADLの自立にはほとんど寄与しないだろう。

そんな中で機能回復=QOL向上にならないと予測される中、リハビリ継続の必要性があるのか?

と考えたことは何度かある。

しかし、下肢の回復により新たな考えや目標、欲求が生まれた経験から考えれば、上肢の機能が回復すれば同じように新たな考えや目標、欲求が生まれるかもしれない。

そう考えれば自分の人生において、大きな意味を持つ。

医療的なQOLが向上しなくても、「毎日が充実し、心身が満たされた生活」という意味での本当に生活の質が向上する予感がヒシヒシと感じている。

だから私は上肢のリハビリを止めないし、下肢現状に満足せず更なる高みを目指します。

Originally posted 2021-10-06 06:05:59.

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About Me

I’m Jane, the creator and author behind this blog. I’m a minimalist and simple living enthusiast who has dedicated her life to living with less and finding joy in the simple things.

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