1.当たり前が当たり前でなくなる
「当たり前のことを当たり前にすることが成功の秘訣」と言われた人は多いと思います。
私もよく言われましたが、そもそも、それは本当に当たり前のことなんでしょうか?
という疑問は浮かびませんか?
私は言われるたびに浮かんでモヤモヤしていました。
そもそも、私自身が常識や当たり前から外れた存在なのに、そんな私に当たり前と言われても・・・と今なら思いますが、20代のころはおそらくごく普通のビジネスマンでした。
今のように深く考えず、月間の粗利というよりも、日々の目標売上や契約数を追うようなダメダメ営業マンだったと思います。
そんな当時の私が想像していた当たり前とは、「時間を守る」、「今までの慣例に従う」という今思えば、くだらない幻想に縛られていたんだなと振り返り、自己憐憫の情が浮かんできます。
これって学校や社会から、扱いやすいように当たり前だと刷り込まれていたんだと思うほど捻くれてしまった現在の私は、障害によって普通のレールから弾かれたことで、見えなかったものを認知できるようになったのかもしれません。
勿論、そんな昔ながらの価値観が悪だというつもりはないです。
当時の私のように何も考えない人には優しい世界でした。
しかし、物事のとらえ方や感覚といった面で世代間ギャップが大きくなってきていると感じる管理職が増えてきています。
私のところにもそんなカウンセリングの依頼が増えており、50代以上にとって非常につらい現実が迫っているとお伝えしています。
今から変化するのは結構きついなというのが本音ではないでしょうか?
管理職という立場になったのに、昔と違って部下とのコミュニケーションがうまくいかないと感じている人も多いと思います。
恐らく、指示を理解していないのでは?なんて思っている方も多いのでは?
そんな方には「クリティカルシンキング」のトレーニングをお勧めしています。
2.クリティカルシンキング
クリティカルシンキングの詳しい説明は、それ専門の記事でまた書こうと思いますので、今日は簡単に説明します。
ポジティブに疑う思考法であり、言われたことをそのまま受け取らない、本質や真実を追求する考え方です。
昨今、SNSによって、間違った情報がかんたんに流布されてしまいます。間違った情報に影響されないよう、クリティカルな考え方をもつことは非常に重要です。
結構難しいですし、コツが必要です。
コツとしては、具体的に話すという癖をつけましょう。
クリティカルに考えられない人は、ものごとを具体化する癖がついていません。まずは言語を具体化することから始めましょう。
例えば、①主語を省かない②述語を省かない③数字で話す④「あれ」「それ」「これ」といった指示語、指示代名詞を使わない⑤相手にわかるような例を出す
この5つに留意しつつ相手に伝える習慣をつくれば、自然と客観的・具体的な思考が身についてきます。
さらに、会話を曖昧にしない
上司:「この前の件、どうなった?」
部下:「あ!はい。今ちょうど良い感じで進んでいます。」
上司:「なるべく急ぎで頼む」
部下:「かしこまりました!」
上司と部下のありがちな会話です。この二人の会話は、わかっている前提で話を進めていますが、お互いに同じ事実を捉えているとは限りません。
「この前の件」は、どの件なのか。
「良い感じで進んでいます」は、どこまで進捗が進んでいるのか。
「急ぎで頼む」は、いつまで(何日の何時まで)に、終わらせないといけないのか。
クリティカルシンキングは、日本語にすると『批判的思考』と言います。クリティカル(批判的)な思考をもち、何気ない会話でも1つ1つツッコミを入れて考える意識を持ちましょう。
事実と意見を混合させない
事実と意見(思い)を分けて話せる、もしくは聞くことができるかはクリティカルシンキングの資質を見極めるうえで圧倒的に重要です。





















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