カウンセリングと認知行動療法2023.2.25

認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy; CBT)とカウンセリング(Counseling)は、心理療法の中でも代表的なアプローチの一つです。

CBTは、認知(思考)と行動(行動)の関係性を重視し、個人が持つ思考パターンを改善することで、問題解決や自己肯定感の向上を図る手法です。

一方、カウンセリングは、クライアントが抱える悩みや問題を共有し、クライアントの気持ちや思いを受容し、支援する手法です。

CBTは、カウンセリングの中でも、特に精神疾患や心理的苦悩に対する治療的なアプローチとして、広く用いられています。

例えば、うつ病や不安障害、パニック障害、強迫性障害などの症状改善に有効性が示されています。

一方、カウンセリングは、悩みや問題解決に焦点を置き、一般的には日常的なストレスや対人関係の問題などに対して行われることが多いです。

ただし、CBTとカウンセリングの間には重なる部分も多く、どちらか一方に偏ることなく、患者のニーズや状況に合わせて、適切なアプローチを取ることが重要です。

実際に、CBTのセッションでは、カウンセリング的な要素も含まれることが多く、クライアントが自分自身の気持ちや思いを自由に表現し、それを受け止めることで、信頼関係を築きながら治療を進めることができます。

また、CBTとカウンセリングは、患者の問題解決や自己肯定感の向上に共通する目的を持っています。

そのため、CBTの技法を用いながらも、クライアントの感情や思考に寄り添い、受容的な姿勢を持つことが大切です。

また、カウンセリングの中でも、CBTの技法を取り入れることで、より効果的なアプローチが可能となる場合もあります。

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