先日の新米ママさんのワークショップで話した内容「自己肯定感と子育て」

1.自己肯定感の本質

「体は食べたもので作られ、心は聞いた言葉で作られる。」

元々、人は生まれながらに自己肯定感は最大だというのが私の考えで、

そこから成長するにつれ、周りの否定や心配による声を聞くことよって、自分の価値や可能性を差し引いて成長してしまう。

これが自己肯定感の低い子供や大人がいる原因だと考えます。

特に義務教育は自己肯定感の低下に特化した教育です。

2.最近の自己肯定感を高めようという風潮

よく講演会やセミナーがあり、子育てに悩んでいる親御さんも多く参加されてますが、対処療法でしかなく、そもそも、どれだけ自分を差し引かずに成長できる環境作りを進めるのかが、親や大人の責任ではないでしょうか。

3.自己肯定感を下げないために周りができること

私の体験からお話しすると、脳出血により左半身が麻痺し、30前半で中途障碍者になりました。

「中途障碍者には障害の受容というもっとも難しい壁があります。それを乗り越えるために私が使ったのが、まさに自己肯定感です。

人は当たり前にできていたこと、つまり普通ということが奪われできなくなるということに最も大きなストレスを受けると言われています。

障害によって、今までできていたことが出来なくなる。

この時点で、自分は価値のない人間だと大半の人が自分で自分を否定します。

私にとってラッキーだったのは、自分で自分を否定する前に、当時の妻が、私が障碍者になったと分かった瞬間、離婚届を叩き付けて娘を連れて行って出ていったことです。

一緒にいたら毎日、否定の言葉を浴びて、自己肯定感は下がり自殺すらあり得たはずです。

当時は、あまりのことに、医師からカウンセラーと自殺防止のために監視を置かれ、徹底して管理されました。

しかし、私の母が、私を励まし、承認し続けてくれたことと、隣のベットにいた、のちにメンターとなる90歳を超えたおじいさんのおかげで、徹底的に自己肯定感が下がらないよう声をかけてもらえました。

あの時の母は本気でした。

大人の特に親の本気の言葉は

いくつになっても響くものです。

身を持って経験したことですが、自己肯定感を高める効果的な方法は、完全承認空間を作ることです。

家庭、学校、職場等で否定されない空間があれば自ずと自己肯定感は高まりますし、下がらずに過ごせます。

子どもに対しては、お母さんの承認が最も効果的です。

理由は、分かりませんが、私の実体験からそうだろうと結論付けています。

4.リハビリとは赤ちゃんからの成長過程

私の経験を少しa/c話しすると、
最初は、ベット上で寝返りすらできません。

次に座位ができるようになり、掴まり立ちができるようになり、歩行に移ります。

これを3~6か月かけてできるようになってきます。

勿論、症状等に個人差があるので、全員がそうではないですが、私はこのような段階を踏みました。

何かに似てますよね。

寝返り→座位→掴まり立ち→歩行

ハイハイがないですが、赤ちゃんの成長と同じです。

その過程で、私は母から「できてる、歩けてる、もう少し、」と肯定や承認の言葉ばかり掛けられました。

すると不思議なことにすごいパワーが湧いてくるのです。

時に子供たちが凄いパワーを発揮したり、無限の可能性を見せてくれる根幹は、母の承認だと、自我のある状態で赤ちゃんと同じ体験をさせてもらえたからこそ、体で実感できました。

これに関しては、障害に本当に感謝しています。

子育て世代のお母さんに知ってもらいたいのは、母の存在は本当に偉大です。

そして、子供の可能性を無限に広げるポイントは、母がほんきで向き合い掛けた言葉だと意識して、日々お子さんとの時間を大切にしてください。

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