コロナ時代の地方戦略

私の予測では都市圏からの地方への移住が増える可能性は大いにあると思っています。

では、そんな時代に、受け入れ自治体や、移住者はどんなことに注意するべきか。

という点でお話しします。

私は、淡路島で生まれ、明石市で育ち、東京、大阪で営業をし、障碍者になったことがきっかけで兵庫県養父市に移住した者です。

その視点からの提言です。

【移住者】

1.いきなりの移住ではなく、まずデュアルライフ

 デュアルライフについては下記のリンクを参照してください。

 実際住みたいと思う場所でのコミュニティ作りの為、各地にあります「移住サポートセンター」や「まちおこし協力隊」を自治体職員さんに紹介してもらってください。

2.仕事を見つけてからにしましょう

  理想はリモートワークですが、アフターコロナ時であってもリモートワークが全国に 普及するのは難しいかと思っています。 特に地方の会社は・・・。

  
  地方の仕事は、単価が低いので、仕事を慎重に選ぶことをお勧めします。


3.地方はインフラが整ってないから不便なんじゃ?

   
はい。不便ですし、車がないと生活できません。

そして「物価は安くない×給料安い=肌感覚では物価高い」

という方程式が成り立ちます。

勿論地方の場所によりますが、しっかりデュアルライフに入る前にリサーチしましょう。

4.コミュニティ面倒くさそう

この不安多いですよね。

どのレベルを想像されているか分かりませんが、私は実家が淡路島で現在は兵庫県の但馬地方にいます。

淡路島は結構きついです。

但馬は、昔ながらの風習も残っていますが、ゴミ当番とか掃除当番をしっかりこなしていれば特に仲間外れ感等はないですし、地区の風習も面白がる位のマインドを持つと楽しくなりますし、ご近所になるのを想定してデュアルライフ時にコミュニケーションをとりましょう。

5.農業したい!

素敵なことですね。

いろんなサポート体制を自治体や地元JAが整えていますから相談してください。

私の住む養父市では、移住サポートセンターで新規就農者相談もされていたと思います。

【注意点】

実家に帰って農業を継ぐとかでないなら、資金として1000万円は必要だと思ってください。

農業は月給ではないですし、労働の時間に対する報酬ではありません。収穫して売れて初めて収入です。

うまく育たなかった収入0円がありえる業界だと理解したうえで参入しましょう。

【受入自治体】

1.選択肢は無限だからこそ軸が必要

まず、最初の選択受け入れるか否か。
住居の自由があるので来るなとは言えないと思いますが、このタイミングでは、積極的にPRするのかどうかで、移住者数は大きく変動すると思います。

2.支援策、受け入れるリソースは十分か?

   

行政的に言うと予算は十分確保できるのか?

情報を簡単に取れる、申請等がオンラインで簡潔にできる等の移住希望者用自治体ポータルサイトなど工夫はできているか?

3.住民の理解は得られているか?

安易な飴で釣っていないか?
例)人口が増えれば税収が上がり社会保障に回せますとか、病院の経営改善ができます等。

増えた税収で、地方医療・福祉の産業化等の投資をせずに将来の発展は有りえない。


4.自治体関係者各位

前例主義を止め、変化を楽しむ覚悟を決めてください。
既に時代が変わったことを自覚しましょう。

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