1.今回の依頼
勿論クライアントの許可を貰って記事にしています。
今回はクライアントから面白い依頼が来たので記事にしてみました。
「今あるライフスタイルから選択するんじゃなく、一から自分に合ったライフスタイルを作るために固定概念や価値観を変えたい。」
とてもワクワクする依頼です。
どんなクライアントか身バレしないように書きます。
40歳某ベンチャー役員男性
2.カウンセリング
実は、多くの人は「制約のある生活を送っています。」
ほとんどの方は、そんなものは自分にはないと思っていますが、これは事実です。
たとえば、「大人になったら働かないといけない」「他人に迷惑をかけてはいけない」と思ったことはありませんか?
こうした「思い込み」こそがわたしたちをしばる「制約」です。
そんなことないですよね?
この制約をを守ろうと思ったら、既存のライフスタイルに自分を合わせることになります。
彼は一般の人よりも制約がないように感じましたが、少なからず持っていました。
具体的には、一般的な方は、「時間・場所・人間関係・お金・働き方・服装・思考」のようなものに思い込みを持っています。
彼は、お金や時間についての思い込みはないですが、仕事についてこうあるべきという思い込みが強かったように感じました。
そこで、まずは好きな場所で好きな時間に好きな服装で、人間関係にもわずらわされることなく働くためにはどういう仕事や働き方をすべきなのかを考えましょうと提案し、本格的なカウンセリングをスタート。
カウンセリングはコーチングやコンサルティングと違い、目標がありません。
今回は、仮の目標を設定し、それを達成することがクライアントにとって本当に良い事なのか?
それが本当にクライアントが求めていることなのか?を探ります。
答えは気づいていないだけでクライアント自身が既に持っているので、私はクライアントが自分と向き合い、答えを見つける手助けをします。
今回の場合は、「今あるライフスタイルから選択するんじゃなく、一から自分に合ったライフスタイルを作るために固定概念や価値観を変えたい。」という事ですが、仕事に対する思い込みが強かったので、本質に向う前に、イメージしやすい仮の目標を設定しました。
「好きな場所で好きな時間に好きな服装で、人間関係にもわずらわされることなく働くためにはどういう仕事や働き方をすべきなのか?」
という事ですが、この目標は、恐らくクライアントがそのような働き方を否定する発言をしていましたが、本音では求めているんではないか?
と会話の中で感じたので、仮の目標として気楽に考えようと設定しました。
3.結果
今回は上手くいった例ですが、クライアントは、働き方に思い込みを持ち、本当の気持ちとの乖離からストレスが多くなってしまい。
どうしていいかわからず、仕事への意識を変えずに、ライフスタイルから根こそぎ変えようと決意し、カウンセリングにいらっしゃった。
対話の結果、自分自身の中にあった理想の働き方に気付き、少しづつ理想の働き方にシフトしていこうという結論に達し、カウンセリング終了となった。
「ライフスタイルは変えずに、働き方の理想を具体化し、それにシフトする。」という本当の希望にたどり着いた。
理想の働き方へのシフトという目標に関してサポートするのはコンサルやコーチの仕事なので、カウンセラーの私が関わるのはここまでです。
勿論、色んな試練があってメンタルサポートの依頼があれば受けることはあります。